死なない猫の会

好奇心は猫をも殺す

センタータンおよびネイブル ピアッシングレポート


晴耕雨読の香です。
2年前に開けた舌と臍のボディピアスたちの話をします。 

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舌用の長いストレートバーベル、臍用のバナナバーベル
 
※注意※
・スタジオでのピアッシングなので、医療行為グレーゾーンということをご認識の上ご覧ください(2018年11月にタトゥー裁判で無罪判決出ましたね!)。
ピアッシング当時は2016年秋なので現在は事情が異なるかもしれません。
ピアッシング画像等は出てきませんが、穴開けに関する記述は出てきます。苦手な方はご注意ください。
 

 

◆スタジオでのピアッシング
これまでの耳のピアスホール(ロブ、ヘリックス、アンテナヘリックス、トラガス、インナーコンク、アウターコンク)はすべてニードルでのセルフピアッシングだったので、スタジオ自体が初。耳以外はさすがにプロにお願いしたいなと行動を開始。
スタジオを検索→予約→カウンセリング(説明)→ピアッシング→アフター説明
ネイブル(ヘソ)のピアッシング希望で予約、訪問。個人で運営されているピアス&タトゥースタジオ。マンションの1室。
 
◆カウンセリング
価格の説明、器具の滅菌のこと、ピアッシング後の再訪問のことなどなど。
基本的な説明はすぐ終わったはずが、ピアッサーのおじさんが話好きでやたら雑談をする。タトゥーはいまはレーザーで消せるという話だけど、濃い色しかレーザーに反応しないのでカラフルに入れてるのは切除しか手がない、特に緑色は消えない、とか。
経験上、男性で性器ピアス入れる人は半分以上はゲイの人だ、とか。おじさんはシリコンボール入れてるとか聞かされて爆笑。いや見ませんからね…こないだ増やしたばっかだから定着するまでは俺スゲー安全(性行為ができない)とか言われても拝見しませんからね…
雑談の流れで「舌も開けたいけど普通に社会人いけます?タンウェブ(舌の裏の筋に横方向に通すピアス)とか?」「タンウェブは扱いづらいからおすすめしないな。センタータン(舌の真ん中)でも奥めに開けて、表のボールを透明のアクリルなんかにすればそうそう気にならないぞ」「オッケー!開けます」いつもうこうやって勢いで物事を決める。
 
施術室に移動してピアッシングピアッシングって人にしてもらうと本当に一瞬。自分で開けるときはあまりそう思わないのが不思議。準備とか片付けとかあるからかな。
まずセンタータン。べーっと舌を外に出せる範囲であればピアッシング可能とのこと。かなり個人差がある。私の場合は舌が長く出せるほうらしくそこそこ奥にピアッシングできた。フェルトペンみたいなもので簡単にマーキングして位置を確かめて、OKならクランプ(皮膚挟んで固定する器具)で挟んで、下からグサッと。組織が柔らかいからなのか何なのか、全然痛くない。
続いてネイブル。こちらもマーキングしてクランプを合わせてニードルでピアッシング。マーキングは立った姿勢で、ピアッシングは寝た姿勢で。ザックリ皮膚に刺してる感。多少痛いけどまあ普通にニードルで開けるピアスの感触ですね。ヘソの形とか影によって位置が傾いて見えるとかで開けなおしたりなんだかんだ。よく考えたら舌に穴開けた直後にこれってコミュニケーションとれなかったらどうするんだ。
 
◆アフター説明
【センタータン】
熱いものは沁みるので避けたほうがよい。腫れがひどいなと思ったら氷食べたりして冷やしてもよい。ホットソーク(温かい塩水ですすぐ、ピアスケアの基本)も効果あり。
腫れることを見越した長さのピアスを入れている(今回は16mm)ので、腫れが引いたら短いもの(12mm程度)に交換したほうがよい。目安は10日程度。長いものをそのままつけているとしゃべりづらいし、最悪の場合は負担になって肉芽(通称ピアスたこ。水ぶくれっぽい見た目。軟骨のピアスでよく発生して戦った)になるので気をつけること。とはいえあまり短くても圧迫されるので程よいところで。舌は出せば薄くなるけどひっこめるとかなり厚くなるし、疲れて腫れたりむくんだりもするらしい。
【ネイブル】
貫通距離が長いので完成には時間がかかる。腫れたり膿んだりにはホットソーク。消毒液とか使うと余計に荒れるのでNG。どうしても消毒っぽいことがしたければ、薬用の洗顔せっけんとか使っとけと。
ボトムスのウエスト部分で圧迫されたりストッキングひっかけたりがダメージになるので気を付けて生活を。負担が大きかったりすると排除(ピアスが押し出されるような形で徐々に貫通距離が短くなり、最終的に完全に取れてしまう)が起こるので注意深く観察すること。
 
◆当日、ピアッシング
開けたてはどちらも痛くもないし腫れもしない。これは耳軟骨も同じ。
痛みをあまり感じないタイプなので、センタータン開通直後から普通に話せる。滑舌も普通。咳をすると違和感。自然な姿勢でいれば口の中のどこかに当たるということもなく、舌って口の中で浮いてるんだな…とか思う。
 
◆翌日
まずもって口の中に金属の棒が縦に存在するので常に意識する。ちょっと動かしては「わ~痛い~♡」となる。まだ腫れてはこない。しみたりはしないけど傷の痛みがあるので、食事中の咀嚼時には口の中の食物がひっかかってイタタ…となる。嚥下時には舌が自動的に持ち上がるのでピアスが圧迫されてイタタ…となる。舌ってこんな動くのね…
ネイブルは姿勢悪くしたり屈んだりすると圧迫されて痛い。熱を持っているような。
 
◆2日後
舌が腫れてくる。舌の表側のボールを目立ちづらいように小さめにしていたので埋まりそうになる。まだ大丈夫かな…
食事中の咀嚼が難しいのは継続。嚥下は慣れてきた気がする。しかし痛い。滑舌は悪化していないけど、早くしゃべるとその後舌の腫れが増す気がするので緩めにしゃべるようにする。
 
◆3日後
センタータンの腫れのピークは3日目というのが定説らしい。ラ行の発音にタイムラグが出る。ナ行がしんどい。仕事の電話で名前を名乗る時に気を遣うようになる。
これピアス埋まりません??とスタジオ再訪問、ピアスのボールを少し大きめのものに取り換えて事なきを得る。
 
◆1週間後
滑舌はほぼ完全に復活。腫れも引いて痛みもほぼなし。食事の時にピアスを噛みそうになる日々。少し置いてから短めのピアスへの交換を検討。
ネイブルが痛いことに意識が行き始める。上下のボールの間、貫通している部分の表面の皮膚が腫れている。少し赤い。腫れているので体を折り曲げると痛い。膿むのは私のピアスライフではいつものこと……ホットソークの日々。
 
◆2週間後
舌はもう通常運転。風邪ひいたときみたいに表面がザラザラしてるけどこれもそのうちなくなるんだろうという感じ。
ネイブルは傷の治りはじめの痒さとの戦い。ホットソークしたり冷やしたり。
 
◆3週間後
センタータンはもう痛みも腫れもまったくないので、舌裏のボールを下の歯に当ててカチャカチャ鳴らして遊び始める。カチャカチャやると緩む(ボディピアスは基本ネジ式)からちゃんと締めなおすこと。そして表側のアクリルボールは日常的に食事中にガブガブ噛んでしまう。そのうち砕きそうなので予備を確保しておく。
 
◆1年後
センタータンは丸一日外して生活したことはないので、どの程度のホール保持力があるかわからないけど違和感などは完全になくなる。普段小さめ4mmのアクリルのボールをつけているので、たまに戯れにステンレスのボールに換えたりすると、水を飲んだ時に冷たくて驚く。そしてアクリルボールを一度誤って飲み込んだりする。あーあ…ちゃんと締めないと…
ネイブルはまだグズることも多い。完成に伴う排除でシャフトが少し余るようになっているので、12mm→10mmに交換。
 
◆2年後(現在)
2年の間にセンタータンのアクリルボールは2個飲んだ。それ以外で外れたのは10回ないくらい?シャフトは13mm。
ネイブルがようやく安定しきったような雰囲気。8mmで完全フィット、フィニッシュ。完成までの過程で多少傾きが出てしまった気がするので、チャーム付きなどでそのうち矯正するかも。
 
 
以上、2年前(2016年)から現在(2018年)までの記録でした。
ピアスブログではないので今後ボディピアスの話が出てくることはあまりないと思いますが、何か大きな動きがあればまたレポートします。