死なない猫の会

好奇心は猫をも殺す

コオロギを食べてみる(初級)

晴耕雨読の香です。
昆虫食、流行ってますよね。
ひょんなことからローストコオロギおつまみを入手したので食べました。

食べたのはこちら。
Superコオロギおつまみ。

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どういうSuperなのか

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3.7gで16.6kcalが効率的なのかはわからない

ここにあるワサビ味とピザ味以外にもガーリック味とかありましたね。
虫画像が苦手な方のために中身の画像は最後にまとめて載せます。しばし文章にてお付き合いください。


■見た目
内容量3.7gで、小さいのが50匹くらい入ってます。
見た目はそこまでダイレクトにコオロギ!ではないけれど虫だな…って感じ。
脚などのパーツがほとんどついておらず、胴体(理科で習った頭と胸と腹の三連だ)がコロコロ入っている。

■におい
エサだ。猫のドライフードか金魚のエサだこれ。
ワサビのにおいもピザのにおいもしないぞ!

■味
口に入れるとピザフレーバーだな……でも割と薄味で、……、あっ素材の味っぽいものがいる!!
別に不味いとかではないけれど、雰囲気としては小魚おやつの頭の部分のような、薄ほんのり苦味があるような。身はないね…
小魚だと思えば普通にポリポリいける。ただおいしくはない(製造元様すみません)。
よく考えればなぜ小魚は大丈夫で昆虫はダメなのか、である。でもほんと身とか肉分の味が感じられないのよね…

まあ大丈夫だな、と手の上に出して食べ進めていると、突然バッチリコオロギ!な個体が登場してアアア……バネの強そうな脚ですこと…
そこで少し嫌悪感が出てしまってそこからは姿を見ずに食べる。
それはそれで食感に集中してしまって、この硬いとこは目かなとかコレ触角じゃないかとか考えながら真顔で食べ続けることに。
そしてさらに悪いことに、だんだんと口の中になんともいえない後味が蓄積してくる。
なんだこれは。これが…コオロギの味……?


【まとめ】
・ローストコオロギは例えるなら無塩小魚煮干の頭の部分
・わかりやすい旨味は感じないが謎の後味がある
・理性的なOKと味覚のOKがあるのに感情的にNGが揺れ動く


感情の動きとしては火鍋で鴨血(アヒルの血を固めた豆腐状の具材。食感が独特)を食べたときと似ている。
鴨血は「味がすごくおいしい!」「なんだこの食感は?」「血………ですか…」「でもおいしい…」だったのでコオロギのほうが単純かもしれない。
理性と五感と感情と文化が複雑な絵図を成す体験でございました。








以下、現物画像






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こういう硬い虫いるよね

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1/3くらい食べたところ